アドベント(待降節)

やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った。(イザヤ9:2)

ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。(イザヤ9:6)  

The people who walked in darkness have seen a great light. They lived in a land of shadows, but now light is shining on them. (Isaiah9:2)A child is born to us! A son is given to us! And he will be our ruler. He will be called, "Wonderful Counselor," "Mighty God," "Eternal Father," "Prince of Peace." (Isaiah9:6) 

  11月30日からアドベントに入りました。救い主、神の御子なるイエス・キリストが今から約2000年前にイスラエルのベツレヘムでお生まれになりました。神なるお方がそうっと静かに、この地上に入って来られました。人々に良い知らせをもたらすために、そして、それを実現するために。世界は一つ、人類は一つ、真理は一つ。肌や目の色が何色であっても、いかなる国や民族に属していたとしても、お一人おひとりが神の目には高価で尊い。だから、そのお一人おひとりのために、イエス・キリストはこの地上に来られたのです。このお方は、すべての問題を解決する最後の鍵を持っているお方です。すべての人にとっての唯一の希望です。人の罪に代わって十字架にかかり、死んで三日目によみがえられ、40日の間人々の前に現れては神の御国のことを教えられました。その後、エルサレムのオリーブ山から天に昇って行かれました。一つの約束を残して。ですから、聖書にあるように、イエス・キリストはまたこの地上に再び帰って来ます。今度は、赤ちゃんとしてではありません。「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」として来られるのです。「アドベント」は、救い主なるお方を待ち望み、その到来を覚える時なのです。

Prophet Candle、預言者のローソクと呼ばれています。意味することは、希望。旧約聖書の初めから終わりまで、救い主なるお方の到来について多くのことが書かれています。神様は多くの預言者を通して、救い主なるお方のことを当時の人々に語り、後の人々のために聖書を残されました。預言者たちのことばは、裁きのことばが中心のように思われがちですが、その中に、まさに暗闇に輝くたった一つの光のように、救い主なるお方が人類にとっての唯一の希望であることが語られています。

Bethlehem Candle、ベツレヘムのローソクと呼ばれています。意味することは、信仰。

「ベツレヘム・エフラテよ。あなたはユダの氏族の中で最も小さい者だが、あなたのうちから、わたしのために、イスラエルの支配者になる者が出る。その出ることは、昔から、永遠の昔からの定めである。」(ミカ5:2)

「そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た。これは、クレニオがシリヤの総督であったときの最初の住民登録であった。それで、人々はみな、登録のために、それぞれ自分の町に向かって行った。ヨセフもガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。彼はダビデの家系であり血筋でもあったので、身重になっているいいなずけの妻マリヤもいっしょに登録するためであった。ところが、彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて、男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼い葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。」(ルカ2:1~7)

  こうして、歴史の出来事の中において、神に従うふたりの男女、ヨセフとマリヤの信仰と、神の守りと導きによって、救い主イエス・キリストはベツレヘムでお生まれになりました。ヨセフはダビデの子孫であり、ユダの子孫です。イスラエルの12部族の一つ、ユダ族に割り当てられた土地には、ダビデの故郷、ベツレヘムがありました。ルカの福音書にあるイエス・キリストの家系図を見ると、マリヤの家系もまた、ユダとダビデにつながっていることがわかります。途中、祭司職を司るレビ族とも合流しているようです。

Shepherd Candle、羊飼いのローソクと呼ばれています。意味することは、喜び。

さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼い葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」(ルカ2:8~12)御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼い葉おけに寝ておられるみどりごとを探し当てた。それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。(ルカ2:15~18)

  御使いはこのすばらしい喜びを、まずは社会の底辺にいる貧しい羊飼いたちに伝えました。羊飼いたちは、驚くべきこの出来事の中で、御使いの指示に従った結果、救い主のいるところに導かれました。彼らが遭遇した出来事が夢ではなくて現実であること確信した羊飼いたちは、喜びのあまり、回りの人々にその体験と良き知らせを伝えたのでした。

Angel Candle、御使いのローソクと呼ばれています。意味することは、平和。

すると、たちまち、その御使いと一緒に、多くの天の軍勢が現れて、神を賛美して言った。「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」(ルカ2:13~14)平和という言葉には私たちが思う以上の広い意味があるそうです。平和という意味のほかに、平安、繁栄、健康、和解などの意味があるそうです。ギリシャ語で「エイレーネ」、ヘブル語で「シャローム」。特に、シャロームは、朝も昼も夜も、あいさつの言葉として使われています。お互いを祝福する言葉です。

Christ Candle、救い主のローソクと呼ばれています。意味することは、愛。

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネ3:16)

「愛のない者に、神はわかりません。なぜなら神は愛だからです。神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって、私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです。私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。」(Ⅰヨハネ4:8~10)

 

                                                                                                                              シェリーさんのクリスマスメッセージからのメモ